国立病院機構などが運営する全国119の病院で、賃上げと増員を求める一斉ストライキが実施され宮城県でも医療従事者などによる宣伝行動が行われました。

 仙台市宮城野区の国立病院機構仙台医療センターでは、全医労=全日本国立医療労働組合などに所属する10人が機構に対し賃上げと増員を求めました。

 国立病院機構が独立行政法人となった2004年以降では、2023年以来2回目のストライキです。

 全医労では物価高騰や人事院勧告に見合わない給与の問題を受け、2024年12月から3回にわたり賃金の改善を求めています。ベースアップについてはいずれも機構からの回答はなく、今回のストライキに至りました。

 全日本国立医療労働組合東北地方協議会星圭書記次長「職員が本当に疲弊している。業務に見合った賃金がもらえていないという悲痛な声が上がっています。賃金アップも同様ですが増員を一番に要求したい」

 全医労は、3月12日にも機構に対して賃金交渉の実施を求める考えです。