中国で5日から開かれる重要会議「全国人民代表大会」を前に、会議のスポークスマンが「中国経済の前途に十分な自信を持っている」と強調しました。
全人代 婁勤倹スポークスマン 「中国経済の前途に十分な自信を持っている」
全人代は5日から1週間にわたって経済成長率の目標や国防費を含めた予算などが決まります。
会議の事前会見でスポークスマンは、中国経済について外部環境の不確実性が増し、内需も不足していると指摘しました。
ただ、AI(人工知能)を使ったディープシークの台頭や民営経済の活性化、さらに不動産分野などで地方政府の債務リスクも緩和され、全体として回復傾向にあると指摘しました。
一方、トランプ政権の追加関税については「WTO(世界貿易機関)のルールに違反している」と批判したうえで、問題は話し合いや交渉で解決すべきだと訴えました。