EU（ヨーロッパ連合）の特別首脳会議が6日、ウクライナのゼレンスキー大統領を交えて開かれ、「ヨーロッパ再軍備計画」を通じて支援を強化することが話し合われました。

EU　フォンデアライエン委員長 「我々は平和的な強さを望んでいます。だからこそ、私はきょう首脳たちに『ヨーロッパ再軍備計画』を提示するのです」

ウクライナ　ゼレンスキー大統領 「ウクライナの国民、戦士、市民、すべての家族に強い意思を示してくれた。我々は孤立していない、素晴らしいことだ」

　EU27カ国は特別首脳会議で、最大8000億ユーロ、日本円で125兆円規模になる「ヨーロッパ再軍備計画」を協議しました。

　各国に国防費増額や防空システム開発などの軍事産業への投資を通じて、ウクライナへの軍事的支援を促すことでEUの支援強化の姿勢を示す内容です。

　一方、ウクライナ支援を巡ってはハンガリーが同意せず、26カ国での合意にとどまったということです。