宮城県の塩釜市魚市場運営会社が不適切な取引をしていた問題を受け、佐藤光樹塩釜市長は魚市場の今後のあり方を検討するため有識者を交えた会議を立ち上げる意向を示しました。
塩釜市魚市場運営会社は、水揚げ代金の一部を架空の会社を通じて漁船側に支払い、虚偽の報告により本来塩釜市に納めるべき施設利用料を免れていました。
運営会社は、行政処分として2月22日からの1カ月間市場の施設が使用できません。
使用停止により競りが行われなくなって2週間が経過しようとしています。塩釜市の佐藤光樹市長は会見で、魚市場の停止で多大なる影響が出ているとした上で根本的な改善を図るため、今後のあり方について有識者を交えて検討する会議を設ける考えを示しました。
佐藤光樹塩釜市長「次の段階でどのような魚市場のあり方が未来永劫、安定した状況につながっていくか。次の段階の模索も是非始めたい」
佐藤市長は多くの漁船が塩釜市魚市場に水揚げしていた宮崎県や高知県の自治体トップを訪問し、信頼回復のために今回の経緯などを直接説明する考えも示しました。