中国ではハイテク産業の支援に政府が力を入れるなか、AI(人工知能)やロボットの業界で事業拡大のため人材を募集する動きが目立っています。
杭州市のロボットメーカーが開発した警察犬ロボットは、背中のセンサーで周囲の動きを把握し、不審者に対しては近付いて網を発射することもできます。
この企業は他にも、線路を無人で点検するロボットなど、仕事の現場にハイテクを生かす製品を次々と生み出しています。
SHENHAO ロボット事業部総経理 「ロボット関連の市場は非常に広大で、現在の製品だけではすべての需要を満たせてはいません。市場にはまだまだ多くの未開拓の分野があるのです」
事業拡大のため人材を採用する動きも広がっています。
AI開発で脚光を浴びた「ディープシーク」など、ハイテク企業が集まる杭州市の就職説明会では。
説明会に訪れた人 「(ディープシークは)インターンでも博士号が必要だと分かりました。私は学歴の点でまだ課題があると思います」
特に技術者の給与は高水準で、職を求める若者たちの人気を集めています。