将棋の藤井聡太七冠(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する王将戦の第5局で藤井七冠が永瀬九段に勝利し、タイトルを防衛するとともに4連覇を達成しました。

 王将戦七番勝負・第5局の2日目は9日午前9時、埼玉県深谷市の旧渋沢邸「中の家」で藤井七冠の封じ手が開封され、始まりました。

 「中の家」は新しい1万円札の肖像となり、将棋好きでも知られる渋沢栄一ゆかりの場所です。

 第3局までは藤井七冠が3連勝し、第4局では2020年以来、2回目の「王将」タイトル挑戦となる永瀬九段が1勝を挙げました。

 迎えた第5局は藤井七冠が勝利し、「王将」タイトルを防衛するとともに4連覇を達成しました。

 一方の永瀬九段は、5日の順位戦A級のプレーオフに勝ち、来月から開幕する名人戦七番勝負でも藤井七冠に挑戦することが決まっています。