国内の新車生産に使われるプラスチックのうち、2031年以降は再生プラスチックを15%以上にする目標を産官学の共同事業体が設定しました。
自動車部品には、廃棄すると環境破壊につながるとされるプラスチックが多く使用されていますが、国内では再生プラスチックの活用が進んでいません。
再生プラのおよそ7割が輸出されているという現状を踏まえ、自動車メーカーや解体業者の業界団体、政府、有識者らからなる共同事業体は、新車における再生プラの使用割合を2031年に15%以上、2036年に20%以上にする行動計画を策定しました。
ヨーロッパで2031年から新車の再生プラ含有率を25%とすることを義務化していることを受け、自動車メーカーとリサイクル業界などの連携を促すことで、プラスチック資源の国内循環を進める狙いです。