JR東海は東海道新幹線の一部の車両にグリーン車を上回る上級クラスとして「半個室タイプ」の座席を2027年度中に導入すると発表しました。

 JR東海によりますと、今回新たに東海道新幹線「N700S」のグリーン車の一部に導入するのは、半個室タイプの座席6席です。

 通路と座席の間に鍵付きの扉が設置され、体を包み込みながら大きく倒れる「バックシェルタイプ」を採用するということです。

 また、レッグレスト付きのリクライニングシートや専用のWi-Fi環境が整備されていて、座席を転換することで対面での利用も可能になるとしています。

 座席はグリーン車の上級クラスとしての位置付けで、値段は発表されていませんが、グリーン車を上回る価格を想定しているということです。

 JR東海は2027年度中の座席の導入を目指すとしています。

 また、これに先立ってすでに導入を発表している完全個室タイプの座席については、2026年秋から提供を開始するということです。

画像提供:JR東海