暗号資産への投資名目で4000万円をだまし取った罪に問われた柔道の元日本代表の男に懲役4年の判決が言い渡されました。
バルセロナオリンピックの柔道日本代表だった丸山顕志被告(59)は2018年、暗号資産「OneCoin」を共同で購入しようと持ち掛け、千葉県の女性から4000万円をだまし取った罪に問われています。
19日に行われた判決で、千葉地裁は「購入に必要な金額を被害者に過大に伝えた」と指摘しました。
そのうえで、「巧妙で悪質であり被害額が高額」「公判では否認していて真摯に反省するような態度がみられない」とし、丸山被告に懲役4年の判決を言い渡しました。
検察側は「LINEのメッセージを自己の弁解に沿うように解釈したうえで、自己の都合の良いストーリーを創作して言い逃れをしようとしている」として、懲役6年を求刑していました。
丸山被告は初公判から一貫して無罪を主張していました。