アメリカに移住したイギリスのヘンリー王子がビザの申請時に虚偽の申告をした可能性があると指摘されている問題で、アメリカ政府が機密書類の一部を公開しました。
ヘンリー王子のアメリカビザの申請を巡っては、アメリカの保守系団体がヘンリー王子が違法薬物の使用歴について、虚偽の申告をした可能性があると主張しています。
そのうえでビザの申請書類の公開を求めてアメリカ政府を提訴していました。
アメリカの国土安全保障省は18日、ビザの申請書類は公開しませんでしたが、裁判での政府関係者の供述書などを裁判所の命令で公開しました。
ただプライバシーの保護などを理由に内容の多くが黒塗りになっていて、ヘンリー王子が取得したビザの種類や虚偽の申告を行ったかどうかは明らかになりませんでした。
ビザの申請書類が公開されれば、真相が明らかになる可能性があり、今後の裁判所の判断が注目されます。
ヘンリー王子は2020年にイギリス王室を離脱し、その後、アメリカ出身の妻・メーガン妃とカリフォルニア州に移住していました。