イスラエルがガザ地区でイスラム組織「ハマス」への攻撃を再開したことに駐日イスラエル大使が「人質を取り戻すため」と正当性を強く訴えました。

イスラエル ギラッド・コーヘン駐日大使 「もし我々がハマスに…イスラム国やアルカイダのようなテロ組織相手に待っていれば、彼らが『OK、我々に丁寧に外交的に頼むならば人質を返そう』と言うと思いますか?そんなことはないのです」

 ANNの取材に応じたコーヘン駐日イスラエル大使は停戦合意の第1段階以後、ハマス側は交渉を拒絶したとし、攻撃再開の正当性を訴えました。

イスラエル ギラッド・コーヘン駐日大使 「交渉を再開するためには時として軍事的な圧力も必要なのです。我々の59人の人質を取り戻すために」

 また、ガザ地区の将来像について再建はパレスチナ人との共存のためで、そのためにはハマスの解体が不可欠と強調しました。

 一方、イスラエルではネタニヤフ首相に反発する市民らが「国内の政治的な理由で紛争を続けている」と激しい抗議活動を続けているほか、世界各地で攻撃再開を非難する抗議デモや集会が相次いでいます。