4月1日から始まる今シーズンの商業捕鯨を前に、捕鯨基地のある宮城県石巻市鮎川で航海の安全と豊漁を願う神事が行われました。

 24日朝、石巻市鮎川では鮎川捕鯨の社員約20人が出席し航海の安全と豊漁を祈る神事が行われました。

 近年、宮城県沖ではミンククジラの発見数が減少していることに加え若い個体が多いことから、捕獲頭数が少なくなっているということです。

 このため、例年は宮城県沖から開始する操業を前年豊漁だった北海道の沖合で開始することを決めました。

 鮎川捕鯨伊藤信之社長「ここ数年、北海道のオホーツク海が安定して大型のミンククジラが取れるので、その後南下して青森県沖から三陸沖という形でミンククジラを追いかけていきたい」

 鮎川捕鯨では、24日深夜に捕鯨船2隻が北海道沖のオホーツク海に向けて出港します。