宮城県南三陸町の語り部バスが、春休み期間中の地元の子どもたちが無料乗車できる取り組みを始めました。
南三陸ホテル観洋では、宿泊客向けに南三陸町を案内する語り部バスを毎日運行しています。
震災の記憶を次世代につなげようと、3月24日から4月7日まで気仙沼・本吉地域に住む小中高生を対象に無料で語り部バスに乗車できる取り組みが始まりました。
初日の24日、小中学生9人が参加し語り部の話に真剣な表情で耳を傾けていました。
小学生「次の世代は震災を知らない人も多いし、語り部バスも知ってる人も少ないと思うけど、震災のエピソードなどを自分の後の世代にもしっかり語り継いでいけたらなと思います」
南三陸ホテル観洋小野寺浩支配人「改めてもう一度若い世代の方々に学んでいただいて、自分の事として伝えていただくという事が必要になって、今まさにそういう場面に直面しているんだと思います」