愛媛県今治市の山火事は勢いが収まらず、今も延焼を続けています。同じく大規模な山火事が発生している韓国では、消火活動中に新たな事故が起きました。
■愛媛山火事 避難指示の対象拡大
火は、なおも広がり続けています。発生4日目を迎えた今治市での山火事。これまでに倉庫も含め9棟の全焼が確認されています。
24日、焼失面積は61ヘクタールほどでしたが、徐々に火は燃え広がり、25日時点で300ヘクタールに。さらに417ヘクタールに広がりました。
25日、燃えていた工場は山からは少し離れていて、途中の建物は燃えていませんが、飛び火したのでしょうか。25日は瞬間的に風速15メートルの強い風が吹いていました。
近隣住民 「風がひどかったからね。一気に燃え上がった。飛び火でいったんだと思う。風向き変わったらじっとはしていられない。風が災いした。風が強い所、ここは昔から」
避難指示は日を追うごとに増え、西条市と合わせ7400人以上に上りました。
炊き出しを手伝う人 「住宅に火が燃え移ったので夜が不安っていうので、夜に遅い時間に人数が増えたと公民館の方が言っていた」
避難した人 「不安どころじゃない」 「(Q.夜、眠れましたか?)もう全然。食事も喉を通らない」
■山火事消火中に ヘリが墜落
これまでに24人が死亡している韓国での山火事。消火活動中に痛ましい事故も起きています。
大規模な山火事が続く韓国。これまでに24人が死亡、焼失面積は1万7500ヘクタールに及んでいます。
さらに26日、山火事の消火活動にあたっていたヘリコプターが墜落し、パイロット1人が死亡しました。
周辺にいた人 「音が変だった。最初は正常な音で飛んできて、曲がる前に変な音がしました」
墜落の原因は明らかになっておらず、ヘリを使った消火活動は全国で一時中断されましたが、その後、再開しています。