鳥取県は県の施設で難病の14歳の入所者を入浴介助中に落下させ、足を骨折させたと発表しました。入所者はその後、死亡していて、警察が因果関係を調べています。

 鳥取県は県立総合療育センターで25日午前11時ごろ、14歳の入所者の入浴介助中にストレッチャーのストッパーを掛けておらず、落下させる事案があったと発表しました。

 県によりますと、入所者は筋力が衰える難病「筋ジストロフィー」で生活上の介助が必要でした。

 看護師2人が入浴介助していましたが、ストレッチャーに乗せる際にストッパーを掛けていなかったということです。

 入所者は左足を骨折しました。

 入所者はその後、急変し、26日未明に死亡しました。

 警察が骨折と死亡の因果関係を詳しく調べています。

 県の担当者は会見で「過失は否定しがたい。おわび申し上げる」と謝罪しました。