警視庁公安部は特定の組織に属さずテロを起こす「ローン・オフェンダー」による対策を強化するため、専門の部署を1日に新設しました。

 「警視庁公安部公安3課」は、特定の組織に属さず単独でテロなどを起こす「ローン・オフェンダー」を専従で捜査する担当になります。

 これまで公安部の主な捜査対象は集団によるテロでしたが、近年は単独犯による犯行が増えてきています。

 安倍元総理が銃撃され死亡した事件や、岸田前総理が爆発物を投げ付けられた事件などが挙げられ、「公安3課」が司令塔としてローンオフェンダーにつながる情報を各部署から集約するということです。

 事件の前兆の把握や未然に防ぐための専門的な捜査を行うとしています。