気象庁は噴火警戒レベルを先月引き上げた宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山の新燃岳について、今月に入ってから再び火山活動が活発になっているとして、警戒を呼び掛けました。
気象庁は先月30日、新燃岳で火山性地震の増加などが確認されたとして噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げました。
気象庁は、当初火口からおおむね4キロの範囲で大きな噴石などに警戒を呼び掛けていましたが、その後、火山活動が停滞したとして今月2日に警戒が必要な範囲を火口からおおむね3キロに縮小しました。 しかし、4日ごろから再び火山性地震が増加し、8日は午後6時までに速報値で170回ほど観測されたということです。
気象庁は火山性地震の増減が繰り返されている原因は「分からない」としたうえで、火口からおおむね3キロの範囲では大きな噴石などに引き続き、警戒するよう呼び掛けています。