埼玉県越谷市の住宅で同居する80歳の父親の顔をたたくなどしてけがをさせた疑いで、国家公務員の男が逮捕されました。父親はその後、死亡しました。

 法務省関東矯正管区の職員・井上顕容疑者(51)は、越谷市赤山町の自宅で父親の顔を両手でたたくなどしてけがをさせた疑いが持たれています。

 父親は意識不明の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。

 警察によりますと、井上容疑者は父親と2人暮らしで「父親の部屋に行ったらいびきをかいていて意識がない」と自ら119番通報していました。

 井上容疑者は父親の介護をしていたと話していて、取り調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。