先週、歴史的な乱高下が続いた日経平均株価は14日、400円余り値上がりして取引が始まりました。

 日経平均株価は午前9時の取引開始から値上がりし、上げ幅は一時、700円を超えました。

 市場関係者は11日のアメリカ市場で主要な株価指数がそろって上昇したことやトランプ政権が「相互関税」の対象からスマートフォンなどを除外すると発表したことなどが影響したとみています。

 一方で、トランプ大統領は13日、スマートフォンなどの電子機器について相互関税とは別の関税を課す考えを示しました。

 市場関係者は「詳細の発表を前にきょうは動きにくい展開になる」とみています。

 今後は今月後半に集中する企業の決算発表で関税による影響をどのくらい見込むかなどが焦点になるとしています。