北海道・知床沖の観光船沈没事故から23日で3年です。地元の役場には献花台が設置され、住民らが追悼に訪れています。

 (永山友菜記者報告)  事故から3年が経った斜里町ウトロです。

 役場の施設の中に献花台が設置され、地元の人たちが手を合わせました。

 2022年4月、斜里町を出港した小型観光船「KAZU1」が知床沖で沈没しました。

 乗客乗員20人が死亡、6人の行方が今も分からないままです。

献花に来た人 「事故に対する状況はあまり変わっていませんが、日が過ぎるたびに忘れ去られないようにしたいと思います」

 午後1時から追悼式が行われます。

 今も行方不明の乗客の家族は「まだ追悼する気持ちにはなれないが、事故を忘れてほしくない、風化させたくない」と思いを語っています。

※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字