あれも、これも、食べたいという願いを叶えてくれる「大人のお子様ランチ」に注目です。
ふわふわのたまごサンドに…明太子のスパゲッティ。熱々グラタンとデザートのプリンも。昭和レトロな「お子様ランチ」のようなワンプレート。
実は…。
但馬屋珈琲店 池袋東武店 成田早夜さん 「おとな様ランチというのをやっている。大人から子どもまで楽しめるような品物」
大人も楽しめる「お子様ランチ」。名付けて「おとな様ランチ」が勢ぞろい。
東京・池袋の東武百貨店で開催中のグルメイベント「お子様・おとな様ランチ大集合」です。
テーマは「昭和100年」。もしも、昭和が続いていたら2025年は昭和100年にあたります。
そこで、昭和に大ヒットした「お子様ランチ」をコンセプトに「大人のお子様ランチ」が楽しめるんです。
■昭和にタイムスリップ!「大人のお子様ランチ」の魅力は?
純喫茶の大人ランチに舌鼓を打つ男性。昭和60年生まれの39歳です。
昭和60年生まれ(39) 「うん、おいしい。大人が頼めるお子様ランチということで気になった。一皿で全部楽しめる。旗もあるのでテンションが上がる。」
思い出すのは、昭和に始まった幼少期。東京の下町で、お祭りが好きな家族と過ごした、あのころ。
当時のごちそうが、外食のお子様ランチでした。
昭和60年生まれ(39) 「家族で喫茶店に行って新幹線の形のプレートに食材が乗っているのを頼んだ記憶はある。『やった!お子様ランチきたー!』とはしゃいでいた。外食でデパートに行った時にしか頼めなかったので特別感はあった」
昭和の時代、大人にとっても、子どもにとっても憧れだったデパート。百貨店の食堂は、休日にもなると外食を楽しむ家族で大にぎわいに。
お子様ランチは、多くの子どもたちを魅了してきました。
こちらの男性は、戦時中の昭和18年に生まれた81歳。頼んだのは、九州名物の料理が一つのカゴにギュギュっと詰まった御膳です。福岡県の郷土料理「かしわめし」も味わえます。
昭和18年生まれ(81) 「子どもたちはよくお子様ランチを食べていたが、僕自身はお子様ランチを食べたことがない。僕らが若い時にはない九州名物を丸ごと堪能できるというから、品数も多いし九州の味を楽しもうと」
「あれもこれも食べたい」。そんな願いを叶えてくれる、豪華絢爛(けんらん)な大人のお子様ランチも。
本格的な煮こみハンバーグ。お子様ランチの定番、エビフライ。オマールエビのクリームドリア。
東京・世田谷区のレストランでは、ワンプレートで豪華料理10品を楽しめる「リトルビッグプレート」が大人気です。
オマールエビのクリームドリアを食べた女性は…。
客(20代) 「美味しい」
客(30代) 「エビフライにハンバーグにポテト好きなものばっかり」
生後7カ月の赤ちゃんも「食べたい」とばかりに手を伸ばします。
普段、子育てに追われているお母さんやお父さんから「ぜいたくなひと時を過ごせる」と好評です。
客(30代) 「普段子どもがいると色んなものを食べることができない。どうしても一品ものとか納豆ご飯とかになっちゃう。野菜もお肉もいっぱい。揚げ物もあるので選んだ」 「いいですよね。大人のあこがれ。色々つまみたい派なので、いっぱい小皿があるとうれしい」