南米・ペルー北西部のカラル遺跡で、およそ5000年前に発展した文明の高い地位にあった可能性がある女性の遺体が発見されました。

 カラル遺跡で発見された女性の遺体は皮膚、爪、髪が残っていて、供物とともに布などで包まれていたため、女性が高い地位にあった可能性があるということです。

 これまでは男性が支配していたと考えられていましたが、女性が男性と並んで重要な役割を果たしていた可能性があり、新しい発見だとしています。

 古代アンデス文明の一部とされるカラル文化は紀元前3000年から2000年ごろ栄えたと推定されています。

 世界四大文明と同時期に栄えましたが、ユーラシアの影響を受けていない独自の文明として注目されています。