アメリカで販売される「iPhone(アイフォーン)」の生産を中国からインドへ移す計画があるとイギリスの「フィナンシャル・タイムズ」が報じました。

 24日のフィナンシャル・タイムズは、関係者の話しとして、アップルがアメリカで販売するすべてのiPhoneの組み立てをインドで行う計画があると報じました。

 早ければ来年にも実施する見込みだということです。

 アメリカでのiPhoneの年間の販売数は6000万台以上で、現在、その大半が中国で組み立てられています。

 トランプ政権の関税政策を受けて中国に依存した生産体制の見直しを迫られたかたちです。

 トランプ大統領は11日、「相互関税」の対象からスマートフォンを除外すると発表しましたが、13日にはSNSで「関税の除外など発表していない」として、別の関税を課す考えを示しています。