新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が宮城県内でも本格化する中、全人口に占める接種率は県全体で5.4%となっています。

 3回目接種では、2回目までと異なる種類のワクチンを使う交互接種も行われます。有効性はどの程度あるのでしょうか。

 新型コロナワクチンの3回目接種を済ませた人は、3日時点で12万2000人余りと、県内の全人口に対し5.4%になりました。

 仙台市に限ると6万1000人余りで全仙台市民に対し5.7%です。

 3回目接種では、2回目までと異なる種類のワクチンを使う交互接種も行われますが、その有効性について厚生労働省がアメリカのデータを公表しています。

 2回ともファイザーを接種した人が3回目にモデルナを接種すると、新型コロナウイルスの毒性の活性化を防ぐ抗体が2回目を接種した後と比べ31.7倍に増えたということです。

 3回ともファイザーを接種した場合は、20倍に上昇しました。

 また2回目までモデルナを接種した人が3回目でファイザーを接種した場合は11.5倍に、3回ともモデルナを接種した場合は10.2倍に増えたとしています。