宮城県大崎市の鳴子温泉にある、高さ6メートルのPR用の巨大こけしの頭の部分が落下しました。雪の重みで落ちたのではないかと見られます。

 大崎市鳴子温泉で伝統の鳴子こけしを販売する「岩下こけし資料館」の店先には、こけしをPRする高さ6メートルのこけしが設置されていました。しかし。

 7日午前10時半ごろ、出社した資料館の遊佐妙子社長が、こけしの頭が落下しているのを発見しました。6日夕方の時点では落下していなかったということです。

 岩下こけし資料館遊佐妙子社長「朝来たらいつも入ってくるところの風景が違うなと思って。駐車場に頭が転がってたっていう感じですね」

 このこけしは、店のPRのため1983年に設置した2体のうちの1体です。グラスファイバー製で、頭の直径は2メートルほど、中は空洞になっています。

 幸い、けが人や物が壊れるなどの被害はありませんでした。

 遊佐さんによりますと、2022年は積雪が例年になく多く、落下する前こけしの頭には50センチほど雪が積もり、7日は風も強かったということです。

 岩下こけし資料館遊佐妙子社長「例年だとちょっと暖かくなると解けたり落ちたりしてたんですけど、ずっと積もって凍っていたのでね。その重みで落ちたのかなと思います」

 遊佐さんは今後、業者と相談して修復するかどうか決めたいとしています。