宮城県登米市東和町に伝わる「米川の水かぶり」が行われました。コロナ対策で2021年に続き規模を縮小しての開催です。
「米川の水かぶり」は、800年以上前から伝わる火伏せと厄除けの祭りで、2018年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
顔にすすを塗ったわら装束の男衆が町を練り歩き、用意された桶の水を家々にかけて回ります。
地域の大人に加え、2021年は参加を見送った小中学生4人も参加しました。
身に付けているわらは、火伏せのお守りになるとされていますが、接触を避けるため2021年に続き観客が抜き取ることを禁止しました。
また、出店や豚汁の提供も2年連続で中止していて、人出は新型コロナ感染拡大前の1割ほどに留まりました。
見物客「毎年楽しみにしてまして、コロナ禍ですので少し人数が少ないけども、やってもらってありがとうございます」
米川の水かぶり保存会では「感染対策を徹底し、これからも地域の伝統行事を守っていきたい」と話しています。