仙台市では、5歳から11歳を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が来週から始まります。

 医療機関では、子どもへの接種を安全に進めるための工夫も見られます。

 太白区にある、たいしどう内科クリニックでは今週から、子どもへのワクチン接種の予約を始めました。

 10人の枠に対し3日までに2人の予約が入っています。

 これまでは、大人向けのファイザー製とモデルナ製ワクチンの接種を行ってきましたが、新たに子ども用のファイザー製ワクチンも使用することになります。

 たいしどう内科クリニック斉藤亮平院長「(ファイザー製の接種量は)12歳以上に関しては0.3ミリ、子どもが0.2ミリになっています。(小児用には)0.2ミリと書いた付箋を付けて当日はやろうと思っています」

 また、こちらのクリニックでは、ワクチンの取り違えを防止するため、3種類のワクチンの接種日を、曜日ごとに分けることを決めました。

 小児のワクチン接種では、保護者や子どもへの丁寧な説明や問診が必要となるため、保護者の都合がつきやすい日曜日に設定しました。

 13日に1回目を接種し、3週間の間隔を空けて3月3日に2回目を接種する予定です。

 たいしどう内科クリニック斉藤亮平院長「半径500メートルとか1キロ圏内にしても子どもたちは数はたくさんいると思います。4月以降でも(接種)枠を作り、臨機応変に対応していこうと考えています」

 仙台市では4日、2021年度末で11歳になる約9000人に接種券を発送します。 接種券の発送は年齢の高い順に行われ、最後となる5歳になる子どもには3月29日に発送されます。