大量在庫が問題となっている布マスク、いわゆるアベノマスクについてです。宮城県利府町は、国に約2万8000枚の配布を申請していましたが、11日に届きました。今後、配布を希望する住民や災害時の備蓄として活用する予定です。

 このマスクは政府が2020年、大量に調達して全世帯に配布しましたが、約8000万枚が在庫となり、保管に6億円以上かかっていることから、厚生労働省が配布希望者を募っていました。

 利府町では、住民からマスクを希望する声が上がったことから、約2万8000枚の配布を国に申請し、11日に届きました。

 利府町新型コロナウイルス対策室川口優室長「学校関係など要望を取りながら、なるべく早く配布していきたいと思う」

 利府町では今後、希望する町内会に順次配布するほか、災害用の備蓄としても活用していく方針です。