村井宮城県知事と広島県の湯崎英彦知事が会談し、カキの海外販路拡大に向け、連携していく方針を確認しました。
宮城と広島は共に政令指定都市があり、大企業の立地するなど共通点が多いことから、7年前から知事同士が意見交換する場を設けてきました。
今回は外国人の人材確保のためにポータルサイトを活用する広島の取り組みや、AIを使ってパプリカの安定供給を目指す宮城の事例などを紹介し合いました。
また、生産量で広島が1位、宮城が2位となっているカキについて、AIを活用した養殖や海外への販路拡大で連携していくことを確認しました。
湯崎英彦広島県知事「デジタル技術を使えば、今の我々が直面している生産性の問題だとか、あるいは東京一極集中を逆転していくということに使えるんじゃないかということで、大きなチャンスだと」
村井宮城県知事「広島県は、カキの海外への販路開拓に非常にノウハウをお持ちだとよく分かりました。販路開拓のために一緒に力を合わせて頑張っていきたいと思います」
2人は21日、宮城県山元町の震災遺構中浜小学校を訪れ、語り部から当時の状況について説明を受けました。湯崎知事は視察後、「震災の伝承と息の長い被災地支援が重要だ」と話していました。