3年前の東日本台風で甚大な浸水被害を受けた宮城県大崎市鹿島台に、新たな防災センターが整備されました。

 大崎市鹿島台の志田谷地地区は、2019年10月の東日本台風で吉田川の堤防が決壊するなどし、住宅190棟と農地が浸水しました。

 完成した防災センターは、志田谷地地区の高さ約9メートルの堤防に併設して整備され、大崎市の職員や地元住民らが出席して鍵の引き渡し式が行われました。

 防災センターは、鉄筋平屋で延床面積は840平方メートル、総工費は約4億円です。

 普段は、コミュニティセンターとして利用できるほか、災害時には約100人が避難できます。

 また、水害が起きた時に備え1分間に30トン排水できるポンプ車と、照明車が1台ずつ配置されています。

 上志田行政区武藤勝実区長「何かあった場合は即座にこういった設備を可動してもらって、すぐに排水できる様な体制ですので安心感はありますよね」