ロシアのウクライナ侵攻後、核兵器を日米共同で運用する核共有の議論を求める声が一部の政治家から上がっていることに対し、宮城県内の被爆者らでつくる団体が抗議しました。
核共有とは、アメリカの核兵器を日本に配備し有事に日本が使えるよう協力するもので、ロシアのウクライナ侵攻後、日本の一部政治家らが言及しています。
これに対し県内の被爆者らでつくる核兵器廃絶ネットワークみやぎが県庁で会見し、抗議声明を発表しました。
声明では「ロシアの侵略を口実に核共有を言い出していることは、唯一の戦争被爆国の国民として容認できない」と訴えています。 核兵器廃絶ネットワークみやぎ木村緋紗子代表「私は戦争というのは絶対に悪だと思っています。絶対にやってはならない」
この団体では、日本政府に対し核兵器禁止条約への署名や批准を求める運動にも取り組んでいます。