今月12日の県民防災の日を前に、洪水や地震などが立て続けに発生する複合災害を想定した訓練が、宮城県東松島市で行われました。
東松島市の総合防災訓練は、大雨によって洪水と土砂崩れが起き、その後、地震と津波が発生する複合災害を想定して実施されました。
こうした最悪の事態を想定したのは、今回が初めてです。
訓練に参加したのは約5000人で、市の職員や消防に加え、新型コロナの感染拡大以降、参加を見合わせていた地域の住民が3年ぶりに参加しました。
このうち鳴瀬川流域にある小野地区では、住民約120人が避難所となる小学校に避難しました。
そして竹と毛布を使って応急担架の作り方などを確認していました。
参加した住民「幾らかでも川から遠くて、しかも高い所を歩くということがやっぱり必要だなと」
参加した住民「継続してこういう訓練を行うことによって、実際に災害が起きた時に生かせるんじゃないかなと思っております」