宮城県利府町が4日、全職員を対象に大地震を想定した訓練を行いました。
訓練は、午前8時に利府町で震度6弱の地震が発生し、津波警報が発表された想定で行われました。職員には事前に訓練があることを伝えない抜き打ちでの実施です。
職員に緊急参集のメールが送られると、約10分で職員が続々と到着し、1時間後にはほぼ全員が出勤しました。
職員たちは災害対策本部を立ち上げて、被害状況などの情報集約や避難所を開設する手順を確認しました。
訓練は東日本大震災当時を知らない職員が増えていることから、危機意識を高めるのが狙いです。
熊谷大利府町長「初めて訓練する職員も多かったが、指示系統がうまく働いてスムーズに避難所の設営ができていた」
利府町では、これまでの訓練は個別に行っていて、全職員を対象にした訓練は初めてです。