衆議院選挙の小選挙区の区割りの見直しを検討してきた政府の審議会が、改定案を岸田総理に勧告しました。宮城県は、現在の6つの選挙区から1つ減り5つの選挙区となります。

 今回の改定は1票の格差の是正を目指し行われるもので、全国では東京や神奈川などで選挙区が増える一方、宮城を含む10の県で選挙区が減ります。

 宮城県は現在6つの選挙区ですが、特に大きく変わるのは新しい4区と5区です。

 新しい4区は、これまでの4区から加美町と色麻町を除いた区域とこれまでの5区の石巻市、東松島市、女川町、松島町、大郷町を合わせた地域となります。

 新しい5区は、加美町と色麻町、それに、これまで5区に属していた大崎市の区域、涌谷町、美里町、南三陸町とこれまでの6区を合わせた地域となります。

 また、新しい1区にはこれまで3区に属していた太白区の一部が含まれます。

 2区は、そのままです。

 3区は、1区に移った太白区の一部を除きこれまでと同じとなります。

 政府は、今回の勧告内容を反映させた公職選挙法改正案を、秋の臨時国会に提出する予定です。