仙台市内でニホンカモシカの目撃が相次いでいますが、泉区の住宅街では17日朝早くに親子と見られる2頭が目撃されました。
17日午前5時。泉区長命ケ丘の住宅街です。道の中央をゆっくりと歩いているのは国の特別天然記念物、ニホンカモシカです。
体長1メートルほどのカモシカの後ろには、ひと回り以上小さな姿も。親子のように見えます。
近くの住民が、朝の散歩中に目撃して撮影しました。「40年住んでいるが初めて見た」と話しています。
また12日の午前8時30分ごろには、青葉区荒巻神明町の住宅の庭でゆうゆうと歩くカモシカ1頭が目撃されました。
更に14日朝には、青葉区の中山小学校でも目撃されています。
仙台市文化財課は、この3件はそれぞれ数キロ以内の近い範囲で目撃されていることから、水の森公園や国見周辺に生息する同じ個体の可能性もあるとしています。
カモシカは人に危害を加えないものの、親子でいるケースでは親が威嚇することもあるので近づかないよう注意を呼び掛けています。
泉区長命ケ丘では17日午後にもカモシカの目撃情報があり、警察がパトロールをしています。