13日に大雨に見舞われた宮城県は、15日から16日にかけ再び大雨になる恐れがあり、気象台は土砂災害や河川の増水などに注意するよう呼び掛けています。

 県内では13日、大気の状態が不安定となり各地で大雨となりました。

 大雨から一夜明け、東松島市の野蒜海岸には吉田川から海に流れ込んだ流木やごみが約3キロに渡り漂着していました。

 野蒜海岸は震災の復旧工事が2021年に完了し、20日に12年ぶりとなる海開きが予定されています。

 野蒜海岸では、東松島市の渥美巌市長が被害の状況を確認しました。

 東松島市渥美巌市長「野蒜海岸の海水浴オープンまでには、海水浴場周辺のごみは全部とってもらいますからそれは大丈夫。きれいなな海岸にして皆さんを迎えたい」

 県内では、15日から16日にかけて、再び大気の状態が不安定となる見込みで、雷を伴った激しい雨が降り大雨となるところがある見込みです。

 13日午前10時半ごろに撮影した大江川の様子です。川が氾濫し大崎市古川の栄町地区では、住宅の近くまで水が押し寄せました。

 13日は通常の水位に戻っていましたが、栄町地区では今後の雨に備え土のうなどを準備していました。

 千葉和朗・栄町行政区長「15日も本当に被害のないように、皆さんと意思統一しながら(大雨にならないよう)祈るというより他にないですね」

 気象台によりますと、15日に予想される1時間降水量は、多いところで30ミリ、また、15日の昼にかけて予想される24時間降水量は多いところで80ミリとなっています。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼び掛けています。