記録的な大雨の影響で、宮城県北部の伊豆沼と内沼ではハスが水没し、23日から予定していた恒例のはすまつりを延期せざるを得ない状況です。

 宮城県の登米市と栗原市にまがたる伊豆沼と内沼では、大雨の影響で2メートルほど水位が上がり、まとまった雨がやんでから5日が経った20日も開花目前のハスが水没したままです。

 毎年この時期から8月の下旬にかけて、小型の遊覧船に乗って湖面いっぱいに咲くハスの花を楽しむことができる、はすまつりを開催していて、23日からの予定でした。

 しかし、ハスが水没したままで船が通るコースも整備できていないことから、まつりは延期せざるを得ない状況だということです。

 伊豆沼・内沼はすまつり迫会場実行委員会高山勝之会長「(まつりの開催は)難しいのかなと。ただいっぱい予約も来ているので、(水が引いて)所々でも咲いて開催できるよう、それだけの願いです」

 8月中旬にかけて既に400人余りの団体予約が入っていて、実行委員会ではまつりの開始日を延期し水が引くのを待って開催できないか、登米市や栗原市と協議する方針です。