女子中学生2人が登校中に刃物で切りつけられ重軽傷を負った事件で逮捕した男について、警察は重傷の生徒に対する殺人未遂の疑いで再逮捕しました。

 殺人未遂の疑いで再逮捕されたのは、仙台市太白区大塒町の無職、尾張裕之容疑者(44)です。

 警察によりますと尾張容疑者は7日、自宅近くの路上で、登校中の女子中学生の背中を刃物で切りつけ殺害しようとした疑いが持たれています。

 警察の調べに対し尾張容疑者は「覚えていない」と容疑を否認しています。

 尾張容疑者は、この生徒を切りつけた後、一緒に歩いていたもう1人の女子中学生も切りつけ軽傷を負わせていて、その生徒に対する殺人未遂の疑いで7日に逮捕されていました。

 警察は、犯行に使われたとみられる包丁1本を押収していて、尾張容疑者は調べに対し「殺人を犯して刑務所に入るためにやった」などと話していました。