7月の大雨や肥料などの高騰で農家が深刻な打撃を受けているとして、JA宮城中央会などが村井知事に農家への支援を求めました。
7月の記録的な大雨では、県内の広い範囲で冠水や浸水の被害が出て、8月5日時点の県のまとめでは農業関係の被害額は81億7300万円に上っています。
JA宮城中央会などが知事に提出した要請書では、被害を受けた農家が農業を続け生活を立て直すために、農業施設の再建や機械の買い替えに当たって県が財政的に支援することなどを求めています。
また、肥料や飼料などが高騰し農業の継続が危ぶまれるほどだとして、購入経費の一部を県が支援することなども求めました。
村井知事は、大雨被害については「状況を受け止め対策を考えたい」と答えるにとどまりましたが、肥料や飼料の高騰対策については県議会の9月定例会に何らかの支援策を提案する考えを示しました。
JA宮城中央会佐々木琢磨代表理事会長「我々がいくら頑張って生産しようと思っても意欲につながらない、今、状況でございますので、知事に要請をさせていただいたところです」