宮城県東松島市では、漁師が育てた復興の桃が収穫の最盛期を迎えています。

 東松島市の宮戸地区では、東日本大震災の津波で被災した農地を活用して6年前から桃を栽培しています。

 漁師7人で生産組合を作り、ノリやカキの養殖の手が空く春から秋に果物の栽培に取り組んできました。

 約80アールの広さに「あかつき」や「まどか」「くにか」の3つの品種の桃の木が計170本植えられていて、今が収穫の最盛期です。

 梅雨明けが早く猛暑が続いた影響で例年より小ぶりですが、糖度は高くなっているということです。

 奥松島果樹生産組合尾形善久組合長「高い所ではあかつきで16.9というのありましたからね。今までのうちで最高ではないですかね」

 買い物客「うまいですよ。こちらはほんと甘くて」

 桃の収穫は8月いっぱい続けられ、前年より1万個多い7万個を収穫する予定です。

 復興の桃は、果樹園の直売所のほか地元のスーパーなどで販売されます。