厚生労働省は12日、オミクロン株に対応したワクチンの接種を国内でも可能にする薬事承認を出す見通しです。承認が通れば来週にもワクチンが届くことになり、宮城県内では1回目と2回目の接種を終えた12歳以上の170万人余りが対象になります。
新型コロナの従来株に加え、オミクロン株のBA.1に対応したワクチンは2価ワクチンと呼ばれ、12日の厚労省の審議会で国内での接種について議論されています。
今回の接種対象者について、厚労省は1回目と2回目のワクチン接種を終えた12歳以上としていて、県内では170万人余りに及びます。
国の配送計画では初回の割り当てとして来週、県内へ18万7200人分が配送される計画で、このうち8万4240人分が仙台市に配送される見通しです。
仙台市では集団接種と個別接種で対応する計画で、60歳以上の人や医療従事者など4回目接種の対象者のうち、まだ接種していない人から新たなワクチンに切り替えるということです。
一方で村井知事は12日の会見で、これまでのワクチン接種とは異なり県の大規模接種センターは設けない考えを示しました。
村井知事「市町村からご要請があればまた別途考えますけれどもおそらく、この状況がずっと、新規感染者数が落ち込んで落ち着いてきていますので、そのような声は出ないのではないかなと思っております」