新型コロナの影響で2年連続で中止となったサイクリングイベント「ツール・ド・東北」が、3年ぶりに規模を縮小して開催されました。

 沿岸部を自転車で駆け抜ける「ツール・ド・東北」は震災の風化を防ぎ復興を後押ししようと2013年から毎年開催されてきました。

 しかし、首都圏からの参加者が多く感染拡大のリスクが高いとして、2020年と21年は走行イベントは中止され、今年3年ぶりの開催となりました。

 感染対策としてライダーの数を例年の3分の1のおよそ1500人に制限し、最大で9つあったコースは石巻から南三陸にかけての100キロコースなど2つに絞りました。

 コースの途中4か所には休憩スポットが設けられ、ライダーたちは地元の海産物を使った食べものなどを味わって疲れた体を癒していました。

 兵庫県からの参加者「待ちに待ったという感じ、3年のブランクがあったにも関わらず沿道の方が温かく迎えて下さって非常に感動しました」

  神奈川県からの参加者「新しい建物が建っていて本当に変わりつつあるというか、だいぶ復興してきたんだなというのを実感しています」