日銀仙台支店は、東北の景気について「緩やかに持ち直している」と4カ月連続で判断を据え置きました。
日銀仙台支店の竹内淳支店長は26日の会見で、東北の景気を「緩やかに持ち直している」とした理由について、個人消費が持ち直していることと生産が持ち直し基調にあるためとしました。
生産については、半導体など部品の調達に影響を受けつつも上海のロックダウンが解除されたことで、自動車やスマホ、パソコンを含む情報端末などを中心に生産量が増加傾向にあるということです。
今後については、水際対策の緩和でインバウンドの回復が期待されている一方、物価上昇に伴う買い控えなど、東北の景気に与えるリスクが高まっていると述べました。
日銀仙台支店竹内淳支店長「これから値上げが相次ぐ見通しとされていまして、そういった動きが消費者心理を冷やさないか注意する必要があると考えています」