宮城県南三陸町で26日に秋サケ漁がスタートしましたが、水揚げはわずか22匹と低調な出だしとなりました。

 秋サケの刺し網漁の解禁日の26日、南三陸町の魚市場には志津川湾などでとれたサケが水揚げされました。

 初日の水揚げは漁船12隻でわずか22匹69キロで、震災後最も不漁だった前のシーズンの初日と同様に低調な出だしとなりました。

 サケ漁師「期待はあったんだけども、実際スタートしてみて網入れて1本とか2本の世界だから、前年より厳しいなというのが現状なのかな」

 県では、宮城沖に来遊するサケは前のシーズンを上回ると予測していますが、仲買人からは不安の声が上がっていました。

 仲買人「サケもそうですけど天然の魚がとにかく激減している。こういう状況が続いていくとそれに関連する仲買でしたり漁協でしたりみんなもう駄目になっていくんじゃないかなと考えられますね」

 秋サケの刺し網漁は10月下旬にピークを迎え、11月20日まで続きます。