宮城県石巻市の水産加工会社で働いていたベトナム人の技能実習生が、賃金の未払いやパワハラなどを訴えていた問題で、実習生と会社との間で和解が成立しました。
この問題は、2019年10月から2022年2月まで石巻市の水産加工会社で技能実習生として働いていたベトナム人の女性3人が、パワハラや賃金未払いなどがあったとして慰謝料や未払い賃金の支払を求めていました。
実習生らは14日に会見を開き、2022年8月末に会社が実習生1人当たり約65万円を支払う内容で、和解が成立したと発表しました。
3人のうち作業中に手の指を切断する労災事故に遭った女性には、120万円の損害賠償金が支払われるということです。
ベトナム人実習生の女性「会社は反省してほしい。同じように困っている人がいたら相談してほしい」