仙台港で、大地震による石油コンビナート火災などを想定した防災訓練が行われました。
訓練は毎年行われていて、今回は最大震度6弱の地震が発生が発生したという想定で、宮城県や消防など14の関係機関から約200人が参加して実施されました。
灯油の貯蔵タンクでは火災発生を想定し、放水車などによる消火訓練が行われました。
海上では、海上保安部や消防などが4隻の船により流出した油の拡散を防ぐためのフェンスの設置や、吸着マットを使って油を回収する手順を確認しました。
上空では、消防のヘリコプターが全体の被害状況を把握し、近隣住民へ避難を呼び掛ける訓練に取り組みました。
宮城県復興・危機管理部消防課菊地剛課長「今回の訓練は、防災関係機関の相互連携が非常に図られたという風に思っておりますので、大変有意義な訓練になった」
県によりますと県内の石油コンビナートでは2022年、危険物漏えいが7件、火災が1件発生していますが人的被害は出ていません。