新型コロナのオミクロン株に対応したワクチンについて、宮城県の接種率は4.7%と低調が続いていて、村井知事はインフルエンザとの同時流行が懸念されることから早めの接種を呼びかけました。
村井知事「接種の状況についてですが、3回目までの接種率は若年層が低調となっています。高齢者等5回目の方の接種券が未着の方が多いこともありますが、10月27日時点で4.7%と全体的に低い状況になっております」
村井知事は、3回目までの接種率が30代以下の世代で60%を下回っていて、オミクロン株対応ワクチンの接種率が4.7%と低い状態にあるとして、人の流れが多くなる年末年始前に接種するよう呼び掛けました。
県によりますと5回目の接種券は県内35の市町村のうち25の市町村で31日までに発送されていて、仙台市でも約20万人を対象にきょう発送しました。
また、県が感染対策をしている飲食店にお墨付きを与える、みやぎ飲食店コロナ対策認証制度の基準を、これまでの37項目から15項目を削除し、残る22項目のうち6項目は緩和すると発表しました。
政府が示している飲食店での感染対策の基準が緩和されたことに伴うもので、レジのパーテーションや客が入れ替わる度に求めていたテーブルの消毒といった項目が削除されました。
感染者の全数把握の見直しに伴い、利用客の連絡先を確実に把握するといった項目も削除され、村井知事は感染対策と経済活動との両立につながると期待感を示しました。
村井知事「(レジ前で)年をとった方は声が聞きとりづらいということで、パーテーションを開けて話してお金を払うということもあった。そういった煩わしさが客にもあったし、お店の人も大きな声を出さなくてはいけないという問題もあった。お店の負担は相当軽くなるのではないかなと思います」