仙台銀行と山形県が地盤のきらやか銀行を傘下に持つじもとホールディングスは、9月中間決算が40億円の赤字となりました。

 じもとホールディングスは11日午後に開いた記者会見で、9月中間決算が40億円の赤字だったと発表しました。

 2021年の同じ時期は16億円の黒字でしたが、大きく落ち込みました。貸出先の業績が振るわず、貸し倒れによる損失に備えるための費用などが膨らんだことが一因になりました。

 中間決算での赤字は、2012年にじもとホールディングスが発足して以来初めてということです。

 じもとホールディングス鈴木隆社長「非常に赤字になってて残念というか申し訳ないと思ってます」

 きらやか銀行への公的資金の注入申請については、時期と金額は決まっていないものの、引き続き検討しています。

 一方、七十七銀行も11日午後に9月中間決算を発表しました。

 129億円の黒字で、利益は2021年の同じ時期より6.4%増えました。

 利息の増加や、国内外の債権運用がうまくいったことなどが理由です。