仙台市内の新型コロナ感染者数を予測する東北大学の下水調査で、今週も先週とほぼ同じ高い水準で推移する見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから毎週、仙台市内の感染者数を予測しています。

 先週、仙台市内で感染が確認された人は、予測値9885人に対し1万1478人と、前の週よりも16%増え7週連続で増加しました。

 今週の予測も約1万1000人と、第7波のピークに迫る高い水準が続く見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科佐野大輔教授「3週間前に過去3番目(のウイルス濃度)ということでご報告したんですけど、そこから少し下がっているんですが、高い水準ではある」

 佐野教授は「寒くなってきて暖房を使う時期になっているので、換気などの感染対策を改めて確認してほしい」と話しています。