宮城県南三陸町のホテルでは、新型コロナの影響で2年半の間中止していた台湾の大学生のインターンシップを再開しました。
台湾の大学生を対象としたインターンシップを再開したのは、南三陸町の南三陸ホテル観洋です。
8月から受け入れを再開し、9月には2022年度に受け入れる11人全員がそろいました。
こちらのホテルでは、日本で仕事をしたいという学生を支援するため2016年から台湾の大学からインターンシップを受け入れていましたが、新型コロナの影響で一時中止していて再開するのは2年半ぶりです。
台湾の学生はいずれも大学で日本語を学び、日本語の能力試験で5段階中上から2番目のレベルに達しているため、宿泊客やスタッフとのコミュニケーションに問題は無いということです。
「初めてお客さんを接客するときは難しかったです。(接客で)正しいことがよく分からなかったが、だんだん少しづつ皆さんが教えてくれました」
インターンシップの期間は半年から1年間で、客室の清掃や食事の準備から始まり最終的には、フロントの業務にも携わる予定です。
南三陸町ホテル観洋小野寺浩支配人「(業務以外でも)観光地を回って文化や歴史の知識を高めてもらい、更にそれを自国なり自分達の色んな方々(知人へ)向けて発信していただく」
こちらのホテルでは、台湾の学生に対し南三陸町の魅力をSNSで発信してもらい、一人でも多くの外国人が訪れるきっかけを作ってほしいと話していました。